業種別

ファクタリング

運送・配送

トラックが主となる運送業は車両購入や突然の事故・故障などイレギュラーなトラブルもあり突発的な資金確保にファクタリングが利用されるケースがあります。
また、経営状況が安定していてもガソリン・軽油の価格が高騰すると燃料費で赤字転落するリスクも抱えています。
銀行融資の割合を上げすぎると新規でトラックを導入する際のリース・ローン等の審査に影響することを危惧し、敢えてファクタリングを利用する経営者もいます。

建築・建設・土木

建築業・建設業では取引先からの支払いのほとんどが売掛金として計上されます。入金が2、3ヵ月先なのに対して、外注費や材料費は先払いです。大口の案件が出来ても資金繰りが最大の課題となります。天候や工期に伴う資金繰りの悪化といったリスクや、下請け・孫請けと支払いピラミッドが複雑なゆえ、支払いサイクルが長く資金繰りに備えるための計画的な資金調達にファクタリングを有効活用できます。

製造・修理

製造業では取引先からの支払いのほとんどが月末締めの売掛金として計上されます。入金が2、3ヵ月先なのに対して、設備投資や人件費は先払いです。製造業のように、ある程度大口でまとまった資金が必要な業種にとっては資金化されるまでのスピードも重要となります。


病院・クリニック・薬局

多額の初期投資により、開業後に新たな融資を受けることが難しい場合の資金調達にファクタリングを有効活用できます。医療行為が発生してから、入金があるまでのタイムラグが2ヵ月~3ヶ月あるため、経営体力のないクリニックや病院などでは、資金の悪化を防ぐためファクタリングご利用できます。

人材派遣

在庫も無く一見資金繰りには無縁そうに見える人材派遣業ですが、給料先払い・売掛先からは数ヶ月遅れとキャッシュ的には非常に厳しい業種です。人材派遣業は、ひとたび不況に陥ると真っ先に経費削減のターゲットとなってしまうため、手元に潤沢な資金を確保しておくことが大変重要と言えます。

アパレル・ショップ

アパレル業は在庫を抱えているリスクが付きまといます。完全なる経費として仕入れ資金は必要です。大口で仕入れを購入すると仕入れが安くなる傾向もあるため、ファクタリングがよく活用されています。また、春夏秋冬と物凄いスピードで流行りや商品が入れ替わるので、スピードが重要な業界でもあります。


飲食・サービス

サービス業では現金払いも多いですが、クレジット、デビット、ICなどキャッシュレス化が進んでいる業界です。サービスの提供にかかるコストが大きな所もファクタリングの利用率は高いです。売掛金の入金を待っている間、人件費や資材費は別で準備しなくてはならず、その間は一時的に赤字経営に陥るところも珍しくありません。

スーパー・コンビニ・小売り

小売業では単価の低い商品の取扱が多いため、消費者に大量販売する必要があることから、その分だけ在庫を抱えておかなければいけません。今後はネットショッピングや新たな卸形態の台頭へ向けたビジネスモデルの転換を実現するための資金調達にファクタリングを有効活用できます。

介護・福祉

介護報酬は、請求してから入金されるまでに通常約2ヶ月かかります。これでは新たな人を採用したり、物品を補充したりするための資金がなかなか溜まらないどころか、資金ショートの危険性も生じます。介護事業所の立ち上げや、事業所拡大によるスタッフ(従業員)の増員など、様々な理由で資金調達が必要となった場合、資金調達手段の一つとして介護ファクタリングサービスが選ばれています。 


IT・通信

新規参入が多い業界ではありますが、事務所・PC機器・デスク・椅子等、多大なスペースと機器類が初期設備投資として必要であり、更にそれらの維持や入れ替えの度に多額のコストが掛かる業種です。1年間の売上を月別に見ると大きな波がある状態です。

不動産

不動産業界は、家賃や管理費、さらには物件使用料など、定期収入の売掛債権を取り扱っています。個人の大家さんやマンション経営をされている方、法人でも家賃収入や管理費を債権としてファクタリングをご利用できます。

また、修繕や改修を行い、売掛金などあればご利用いただけます。

広告・メディア

広告業界の中で、サイト制作会社や、リスティングやフェイスブック広告運用を行っている会社は、入金が遅いケースがよくあります。案件の依頼が増加すればするほど、先に支払わなければならない金額が増加するため、黒字倒産になりやすいといえます。入金が売上発生から2ヶ月以上先になることも珍しくないためファクタリングをご利用する方が非常に多い職業です。